行政書士試験のための民法過去問(超基礎編)

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平成19年27問選択肢1

こういいませんか?
「私はそんなの認めた覚えはない。」と言いますよね。

そうなんですね。認める必要はないわけです。
そうすると、所有権は移転するわけがないんですね。
だって、そもそもその売った他人は所有権を持っていなかったわけですから、所有権を売れるわけがないんです。
だから、買った人も所有者じゃない人から所有権を買えるわけがないんです。

でも他人物売買は契約としては成り立ちますよね。
別に他人のものだから売ってはいけないということはないですよね。

これって商売を考えれば当たり前ですよね。
一週間後に手に入れる商品を今売るとかやりますよね。
だから、他人物売買契約自体は有効なんです。
そうすると、契約者は契約上の責任を負う必要があるんですね。
商品を引き渡し義務です。

でも引き渡せなかったら?どうなるのか?
その責任を負うわけです。

そういう流れになっているんですね。

そのときに、相手方の事情も考えるわけです。
他人物売買は契約として有効である。
しかし、所有権は移転できなかった。
そこで、責任を負わねばいけない。

本来ならば解除して損害賠償という流れになるはず。

ただ、相手は他人物の売買だと知っていた。
すると、解除をしても損害賠償は出来ない(561条後段)と、民法は規定しました。

相手は他人物売買と知って行っているならば、所有権を移転できなければ解除を認めても問題はないですよね。
相手方に「お前にも他人のものと知って買ったんだからたとえ所有権が移転できないとしても解除できないぞ」、とまで言う必要はないですよね。

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